ゆらいの徒然草

MTG村へようこそ。

MTGの練習/時間を掛けずにサイドの練習をしてみよう

こんばんは!ゆらいです。

 

先日行った練習会でのメタゲームなどの講義が好評だったので、少しだけレガシーの連載をしてみる事にしました。

第一回目の今回は、サイドプランの組み立て方の解説していきたいと思います。

 

1.ガンメタか?複数をメタるか?

前回の練習会で、私は70点のサイドプランについて講義させて頂きました。

 

◇要約すると◇

300人大会だとデッキの当たりはばらばらになるので、特定のデッキに90点が取れるサイドよりは、万遍なく色んなデッキが見れる70点ぐらいのサイドの方が良いよ、という旨の話でした。

 

前回は開催場所が飛び飛びになり、時間が飛んでしまったため、全てお話出来なかったので、少し話を書き加えようと思います。

 

■ガンメタが有効な場合■

50人規模から、100人規模の大会だと、こういった特定デッキに90点勝てるサイドが有効に働きます。

理由は、その場所に多い特定のアーキタイプに当たる確率が極端に高くなるからです。

メタを読むのが上手い人は、この規模大会でよく勝ち越し出来る人に多いと思います。

 

例えば環境が赤ければ、それだけで赤対策カードが活躍する確立が高くなるのです。

なので他デッキの相性を多少落としても、ブン回りのあるデッキなら難なく戦うことが可能になります。○○は今日は無理~、などというリスクが、少人数大会だと少なくなるからですね。

 

これがレガシーではブン回りがあるデッキは強いといわれる、一種の理由になっています。

 

オールインコンボなどは、この理論の延長線上にあるデッキです。

故に、ある程度サイド後のインアウトが確立出来ていない人は、まずここから始めると格段に戦績が変わってくると思います。

 

 

■マストカウンター、サイドインアウトが頭に入っていない場合■

上記の戦い方をして勝てない場合、こちらをしっかりと考えることが大事になります。

 

○マストカウンターを考える○

例えばコンボが使うカウンターは、コンボ完成のために軸パーツを護るためだけに使いやすいため、比較的簡単です。

しかし、フェアだとどうでしょうか?

 

例えば魚や、タップアウトした石鍛冶は、willの切所は一度しかありません。

なので、どこかのプレイ盤面までカウンターを温存するリスクも時に大事になってきます。

 

かつて練習拠点としていた立川では、このプレイ選択を皆が待ちと表現してました。

戦績を上げたい場合は、この待ちの技術や、どこにカウンターを当てるかをゲーム終了後に考えると良いかもしれません。

Will1回で処理できない相手には、1対他交換を取るカードで別途対処していく必要が出てきます。

 

 

○サイドアウトについて○

まず、こちらから記載します。

デッキによってサイドアウトするパーツは理論により変わりますが、弱いカードを抜くことが前提です。

 

基本的に後手なら1t目のアクトに相手2t目以降で返されやすい手は悪手だったりします。

なので、後手ならそういったカードを抜き、先手ではそのアドバンテージを生かすためにハンドアドバンテージを失うカードが抜けたりします。カード一枚差で勝てるマッチが出てくるためです。

(目くらましと、Willを入れ替える理由はこのような所でしょうか)

 

なので、実は最初からデッキによって、入れるカードは違えども、抜ける枚数はそう変わりがでません。

サイドをインすることよりも、実はアウトが大事なんじゃないかと私が考える理由はそんなところです。

 

■サイドアウトを練習する■

そういったサイドアウトを練習しやすいフォーマットは、スタンダードです。

遊びで1~2ヶ月適当なデッキを作って数回遊ぶだけでも、サイドアウトは格段に上手くなるので練習したい場合はそういった練習もお勧めです。

 

 

◇サイドのサイドと、マナカーブ◇

サイドインについては、サイドアウトより簡単です。

上記のサイドアウトを行った後に、相手デッキのペースで戦うか、自分の土俵ペースで戦うか、それを選択して戦えるようにサイドインするだけです。

 

意外と多い事例として

■相手デッキの2~4ターンアクトが7割強いデッキに対して、自身の足回りが早いデッキが相手と同じデッキ速度で勝負してしまう

■相手に効くカードを沢山入れたら、相手より遅いデッキになってしまってペースを奪われた

 

これらでしょうか。

上が出来る選択は、リスクを負えるか(自分が有利な舞台に立ちにいくこと)

下が出来る選択は、ゲーム中の受けと攻めのプランの明確な始動タイミングを考える

 

これらを考えるゲームになると思います。

特に下の事例は、著者もよくよく間違えることなので、これを考えることが効率のいいゲーム勉強なのかなと思います。

 

■搦め手のサイドプラン■

多くある事例として、こういったデッキに対して強力なこれを入れれば勝てる!

といった特定のメタサイドがあります。

これらは、大会当日だけは実は非常に有効ですが、その後はあまりゲーム力に結びつかないことが多かったりします。

 

もしこれで負けている場合は、上記サイドプランを考えてみると改善に繋がってきたりするかもしれません。

 

 

◇70点サイドで勝ち抜くために練習するには?◇

これらの構築で勝つには、実は割り切って練習する必要があります。

闇雲にやっても、練習は効率的になりません。

 

自分自身がよく練習するやり方としては

○当たるアーキタイプを4つに絞って、それらのサイドインを明確にしておく

○自分が苦手なアーキタイプには、リスクを負って戦うイメージで

 

まずは、これらで特定のアーキに練習して勝てるイメージを作っていくことが大事だと思います。時にこれは、5-0、3-0することよりも大事になってきます。

時間がない場合は尚更で、これぐらいが練習できる限界ですしね。

 

コンボや、ミラクルのメンター処理などは、わからん殺しをされた際の定石知っているかの話になってきますので、ここでは割愛します。(定石については別途記事にしたいですね)

故に、他デッキで一番回す練習が大事になってくるのは、コンボになります。

 

試合経験で積み上げるべきなのは、これら定石の蓄積です。

これらを色んな人に要点を纏めて聞いてみると、格段に技術が上がるスピードが速まると思います。

 

如何だったでしょうか?

次回は、サイドプランの作り方や、応用を記事にしてみようと思います。

それではまた。

 

ゆらい