ゆらいの徒然草

MTG村へようこそ。

ドレッジについて(後編2)対デルバーについて

みなさん、こんにちは。
ゆらいです。

それでは後編2を記載していきます。
宜しくお願い致します。

 

☆後編について☆

メタに多くいるアーキタイプ別に、戦い方と大まかな読みあいなどを記載していくことにしました。

理由は、そういう記事をあまり書いている方がいないと感じたためです。

後編の第2回は、対デルバーについて記載していきます。

 

1.デルバーとは?

デルバーとは高速アグロ、又はパーミッションデッキの1種であり、火力や優良呪文を撃ちながら、素早く殴り勝つデッキです。

よく形容されるのは、現代のZOOという呼び名ですね。


◆ZOOと違う点

⚪白除去が型によってはないため、イチョリッドが生きやすいこと
⚪採用された色によって戦術がまるで違うこと

これに尽きると思います。

これらを加味して、サイドプランを固めてみましょう。

 

2.使用デッキ

現在は這い寄る恐怖型を使用しています。

⚪ミラクルvsチャリスvsデルバーのメタ

だと思うからです。


這い寄る恐怖は、対クロックパーミへの耐性が高いタイプで、安定してデルバーと戦えます。


採用しなかったカードは戦慄の復活です。

サイドアウト率が高く、サイド後はコントロール戦、一部の遅いコンボにしか機能しない戦慄の復活は今の環境だと一定条件でしか機能しないと思ったからです。

ラクルへの耐性があるURデルバーが、環境に増えたことも大きいですね。


こちらが現在のリストになります。


⚪レシピ

メイン

土地(12)
宝石鉱山4
マナの合流点4
セファリッドの円形闘技場4

クリーチャー(21)
朽ちゆくインプ4
イチョリッド3
ナルコメーバ4
ゴルガリの凶漢2
臭い草のインプ4
ゴルガリの墓トロール4

呪文(27)
入念な研究4
信仰なき物あさり4
打開3
ライオンの瞳のダイアモンド4
陰謀団式療法4
黄泉からの橋4
這い寄る恐怖4

サイド
再活性1
打開1
沈黙の墓石3
自然の要求1
蒸気の連鎖4
恐血鬼1
不屈の部族1
ダクムーアの回収場1
知られざる楽園2

 

◆手を加えた点

(1)再活性の採用

昔は定石ではなく、今では通常戦術にまでなったものはそう多くはありません。

フェアが墓地利用対策で使う再活性は、近年のレガシーにおける大きな発見だったと思います。

 

意図しない相手からの再活性は、墓地利用を行う相手の戦術を大きく瓦解させます。

対ドレッジであれば、相手のドレッジ持ちを抜け、対赤黒リアニには相手の軸クリーチャーを抜けます。

 

相手のデッキが早く回れば負けますが、相手はサイド後も速度を維持したまま戦えるとは限りません。

外科的摘出や、フェアリーの忌み者、果てはドレッジをもっと知っていれば記憶の旅や、虚空の力戦をケアしてくるでしょう。

それらのカードは受けで使われるカードで、度々ドレッジ側の判断ミスを引き起こす難しいカードです。


再活性は1枚で攻めに転じることができます。

しかも、高確率で正解に辿り着けるカードなのです。

 

そういった理由から、私は今回このカードを採用しました。

 

3.対デルバーのサイドプラン

ドレッジの強みは以前記載した通り、相手に固定戦術を強要出来ることです。

なので、相手側の戦術は80%近くは似通います。
それらの組み合わせを考えて、プレイに手数がかからない戦術を選択していきましょう。


(1)デルバーの考え方

デルバーがサイド後入れてくるカードは

UR

⚪ソフトカウンター3(紅蓮破、水流破)
⚪外科的摘出2~3
⚪ゴブリンのクレーター掘り、渋面の溶岩使い、瞬唱の魔道師

 

URB

○ソフトカウンター1~2(無い場合はドレッジ戦に不慣れな相手と想定できたり)

○外科的摘出2

○墓掘りの檻1

○渋面の溶岩使い、瞬唱の魔道師

○仕組まれた爆薬

 

URG

○ソフトカウンター3~4

○外科的摘出2

○墓掘りの檻1又はトーモッドの墓所

○ヴェンディリオン三人衆

 

UW

○外科的摘出2

○封じ込める僧侶1、安らかなる眠り1

○仕組まれた爆薬

 

最低限頭に入れるべきは、これらのカードになるでしょう。

 

(2)ドレッジ側の対策

墓地対策のケア方法をまず頭に入れていきます。

前記事を参考に、墓地対の性質を知っておきましょう。


積む対策カードは基本的に以下カードになります。


⚪沈黙の墓石3枚(瞬唱の魔道師、外科的摘出対策)
⚪マナ基盤3枚(知られざる楽園2、ダクムーアの回収場1)
⚪追加の共鳴者と、イチョリッド(不屈の部族1、恐血鬼1)

です。

 

UWデルバーのみ

○バウンス5枚(蒸気の連鎖4、自然の要求1)

○マナ基盤2枚(知られざる楽園2)

○共鳴者(不屈の部族1)

という形になります。

 

サイドアウト枠は以下8枚で固定されてしまうため、白いデッキにはブラッドガストのプランをオミットします。

 

(3)サイドと変えるべきカード

⚪ライオンの瞳のダイアモンド4枚

高速型(睡蓮の花びらや、通りの悪霊搭載型)なら残す場合もありますが、基本はサイドアウトします。

残す場合のカードの役割としては、追加の土地という役割になります。

ソフトカウンターケアのための使用がメインです。

 

長期戦プランが、はい寄る恐怖のお陰でかなり現実的に機能するようになったためです。

基本的に入れるマッチと運用理由は

○赤黒リアニにおける大長ケアのため

○対デスタク、マーベリックにおける共鳴者としての運用

○対土地単、ANTに対して最速決着を目指す

です。


それぐらいしか利用法がサイド後はないと思います。

 

⚪打開3枚

確保すべきハンドがなくなるため、基的にこのカードもアウトします。

ハンデスや、パイロブラストが多いため、サイド後はセファリッドの円形闘技場のほうが安定して通るためです。

 

しかし、入念な研究を4採用していない場合は、2枚残してもいい場合があります。

X=1でプレイすることでサーチカードとして運用する方法があるからです。


使い方が特殊になるため、中~上級者向けのテクニックになります。

 

○はい寄る恐怖1枚

素引きした場合、死に札になりやすい+外科的のケアのため、1枚だけアウトします。

残りの3枚はこのゲームにおいて重要な役割を果たすため、絶対に残します。

 

これらカードが、アウトする基準のカードになると思います。

 

4.戦い方

赤いデルバー側は

⚪1t目デルバー
⚪2t目檻か、墓地対又はカウンター構え、不毛
⚪3t目以降クロック追加

がぶん回りになります。

 

ドレッジ側は

○1t共鳴者

○2t土地のばす、又はドローで土地を探しに行く

○3t橋誘発の前に、どれかに外科的を撃たせる

が、基本的な戦い型になります。

 

墓掘りの檻の対策を入れない理由としては、相手のソーサリー、インスタント妨害手段が16枚以上ある場合が多いためです。

初手に8割の確立で妨害札を持たれると、檻を守られ封殺されかねません。

逆にそれさえわかれば、それを逆手に取って攻めることができます。

 

なので

○willか稲妻でしか処理されない、共鳴者+土地+ドレッジクリーチャーを軸に

攻めていきます。

 

4.墓地の見せ方

相手が墓地に干渉できるラバマンサなどを盤面に置いた場合は

○処理できないクロックを処理する手段が手札にある

○又は大ピンチ

の2択です。


相手が全て処理できないように、墓地をゆっくり使ってそれらをケアするか、いきなりクロックを出してケアするかを考えましょう。

相手の浮きマナ、ハンド枚数を確認すれば、割と分かりやすいと思います。


相手がリソースを使い果たしていれば、貴方の勝利は目前です。

 

◆白いデルバーについて

これについては、対石鍛冶で記事をあげます。(後編3)

お楽しみに。

 

◆セラピーの指定

常に最悪の事態を想定しましょう。

セラピーの使い方は、未来の可能性を消し去ることです。

 

例えば

○デルバー側

(デルバー、デルバー、稲妻)

でキープしていた場合を考えましょう。


稲妻をデルバーに撃たれると橋が飛びます。

橋が飛ばされた場合、アンコウが出てくれば、毎度イチョリットが紙と化すかもしれません。

 

こういったまくり返される可能性、これを表の指定に。

裏の指定は見えているカードを指定に。

 

こうすることで、セラピーが機能し、鉄壁の盤面が覆ることが少なくなります。


ゲームが遅くなっても心配しないでください。

貴方には這い寄る恐怖があります。


デルバーで殴られた数ターンを帳消しにして殴り返すことも可能なのです。

じっくりと盤面が組めれば、勝利は目前です。

 

如何だったでしょうか?
次回はUW戦を書いていきます。
それではまた、次回!